立春が過ぎ、だんだんと春の気配が近づいてきました。
今年は例年に比べて暖冬傾向で、気温の高さと関係して花粉の飛散が既に始まっています。花粉症の方にとっては「もう花粉飛んでいるの?」と悩みますがす、マスクが品薄状態になっています。
そこで今回は、花粉の飛散時期やピーク、オススメの対策グッズなど花粉情報をまとめてご紹介します。

福岡に2020年花粉の時期がやってくる!
福岡の花粉症の時期は、全国平均よりも早いか遅いか?
福岡の花粉症の時期は、全国平均とあまり変わりません。
全国的に2月中旬頃~3月中旬頃がスギ花粉の飛散がピークを迎えます。福岡を含む九州地域は太平洋気候区に属していて、他地域よりも気候が温暖です。
そのため、2月上旬から飛散量が増えてきますが、暖冬の場合は1月から飛散量が増えることもあります。ただ、スギ自体の本数が九州地方は関東・東海地方程には多くないので、飛散が早まった時期を考慮しても全国的にピーク時期に大差ありません。
花粉症はスギやヒノキ、イネやブタクサなどがあり、年間を通じて何らかの花粉は飛散しています。
福岡は全国平均よりも花粉飛散量が多いか少ないか?
福岡は全国平均と比べても花粉飛散量は少なめです。
福岡のスギ・ヒノキの人工林面積は5万ha~10万haで、関東・東北地方の10万~20万haに比べると広くはありません。全国的に花粉飛散量が多いのは甲信越や関東、四国地方(ヒノキ過多)です。
中国地方と九州地方はそれほど花粉飛散量は多くはなく、福岡県は花粉症有症率も46都道府県中36位です。ただ、九州規模でみると福岡市は花粉の飛散量が多い地域のひとつです。その飛散量は5500個/1㎤と、森林が多い大分県由布市や宮崎県宮崎市よりも多いのも事実です。
福岡の花粉、2020年の飛散時期とピーク
福岡のスギやヒノキ花粉の飛散時期は2月下旬~3月下旬です。
日本気象協会の発表によると、今年の花粉飛散開始は過去10年平均(2月17日)より14日早く、昨年(2月11日)より8日早いです。スギのピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始めます。
スギ花粉は2月下旬から3月上旬頃にピークを迎えるので、ヒノキ花粉は3月中旬からピークになる予想が出ています。
福岡の花粉、2020年の飛散量は?
日本気象協会の予測では、2020年の福岡の花粉飛散量は少ないです。
理由は、2019年の夏の気温が平年より低く曇りや雨が多かったので、今春の飛散は例年・昨年に比べ非常に少ないからです。
花粉症の原因である花粉は雄花の中で作られます。夏の気温が低く日照時間が低いと、雄花が多く育ちません。
さらには、植物の生態系は実りが多くなる「表」の年と、実りの少ない「裏」の年を交互に繰り返します。2020年は冷夏と日照時間不足だけではなく、「裏」の年なので例年に比べて花粉の飛散量は格段に少ないと予想しています。
福岡の花粉飛散時期、2020年はいつからいつまで
1/31に福岡県でスギ花粉が飛び始めた事がニュースになり、福岡の花粉飛散が始まりました。
2月以降も高温傾向が続く予想が出ていて、暖かい日が増えるとスギ花粉の飛散が急増する恐れもあります。スギ花粉の飛散時期は2月~6月頃まで続いて、ヒノキ花粉は3月~5月まで続きます。
なお、イネ花粉は2月~10月頃まで飛散します。スギ・ヒノキ程ではありませんが、イネも人の粘膜に付着しアレルギー性疾患を及ぼすので、初夏を過ぎても花粉対策は続けましょう。
花粉の対策グッズ
ここでは、オススメの花粉対策グッズをご紹介します。
花粉ウイルスブロックスプレー
花粉の接触を物理的に防いでくれるマスクや眼鏡の使用はとても有効です。
スプレーすると花粉やウイルスの付着を防ぐだけではなく、メイクの上からでも使えます。
鼻うがい
鼻の中に入ってしまった花粉を洗い流すことも、花粉症対策に有効です。
人間の鼻には異物を除去する機能が携わっていますが万全ではありません。花粉によるくしゃみや鼻水対策として、鼻うがいもオススメです。
薬
上記の対策グッズを使っても辛い場合には、薬も検討しましょう。
症状が軽めのうちから服薬を開始することがポイントで、様々な医療薬メーカーからアレルギー性の薬が発売されています。花粉飛散の1週間前から服薬すると効果を実感出来ます。
2020年福岡の花粉情報まとめ
今回は福岡の花粉情報をまとめてご紹介しました。
マスクをハンカチやタオルで代用したり、天気予報で発表される花粉の飛散予報を見たりと、自分に合った対策方法で花粉の時期を乗り切ってみませんか?


